さいたま市放射線測定結果(2021年10月)

2021年11月に大宮・岩槻・浦和の各支部のまちづくり委員がさいたま市各所の放射線量を測定しました。
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「第10回放射線量測定結果・大宮」
「第10回放射線量測定結果・岩槻」
「第10回放射線量測定結果・浦和東」
「第10回放射線量測定結果・浦和西」

=第10回さいたま市内放射線量測定を終えて=

まちづくり委員会(大宮、岩槻、浦和西、浦和東支部)内田恵津子

皆さん、こんにちは。
デルタ株の流行が落ち着いたと思ったらオミクロン株が検出され、ウイルスのしたたかさを思いしらされますが、やれることは同じで、ゆるんだ気持ちを引き締めるしかない気がします。

2011年3月11日の震災で東京電力福島第一原子力発電所が爆発してから10年9か月が過ぎ、私たちさいたま市まちづくり委員会の放射線量測定もたくさんの組合員のご協力を頂き10回目となりました。
なるべく同じ場所を測り続けているので、数値の変化を感じつつも安定していることに安堵しています。

今回はいわき市で震災の年10月に立ち上げた「たらちね」の活動をご紹介します。

【設立の趣意書】(一部)
わたしたちは、「いわき放射能市民測定室」を設立します。
原子力発電所の事故による広範な放射能被害の下で、不 安な生活を強いられているわたしたち自身が、よりよく、より強く、生きていくために、それを設立するのです。
不安の払拭はその正体を追い詰め正しく識知することから始まります。
事実を見つめることなく曖昧で不信実なことば で取り繕うことは、目には見えないが確かな焼け野原に立っているわたしたちには、もはや前時代のものでしかありません。
わたしたちは地域住民とともに被曝の事実をひとつひとつ確かめていくということから始めます。
かつてわたしたちが この地で経験したことのない、もたらされた自然の病態と治癒とを手探りでたどり確かめていくことは、野の人の手作業の ように、間違ったらまた戻り、やり直し、積み重ねていくということです。
どうかそこにひとつの良心が立ち上がりますように。

*いわき放射能市民測定室:セシウム134/137,ストロンチウム90,トリチウムを食品,水,海水,土壌で検査
*2017年5月クリニック開設:内科、小児科

「野の道」 (クリニック開設にあたり)

野の道をととのへよう 子らが行く路 樹々もあれ 野の花々 かたはらに蜜も虫も
素足よ歩けば  ひたひたと  死んでゐるひとたち うたを唄へば かやかやと
未だ生まれぬもの等にも 響き伝はる 生きてゐる音 野をならし 道をととのへよ
子らが通ふ野の路  はるかむかうを見るあたり 

*甲状腺の検診:福島県内を中心
*心のケア
*子どもの転地保養:球美の里とオルト・ディ・ソーニという二つの団体と連携